2024/11/09 20:27

グローバリゼーションということば

  朝七時すぎ私の部屋を燦燦と照らし、温めてくれる朝日は夕方四時すぎると夕日となって

静かに沈んでいきます。その途中私の部屋の西の窓を照らしながら、最後の力で温めてくれ

るように、しばしとどまっていきます。

朝の太陽が遠のくと私は窓を一杯開けて暖かい空気をまねき入れ、夕日が遠のくと、温かい

うちにとカーテンをとじます。

最後の余生を生きる私は、朝も夕べもこうして太陽に包まれる日々を、感謝という言葉以外

であらわすことはできません。

 

日本もアメリカも選挙がおわりました。どちらも今までの体制が崩壊しました。世界の他

の国々もそれぞれの混乱のさなかにあるようです。私は今2013年に出版されたグローバ

リズムの終焉という本を読んでいます。その中にこんな文章があります。


『グローバリゼーションは往々にして、国家間の経済的相互依存の深まりや、国境を越えた

企業の活動のことを説明される。だがこれらはすでに19世紀に現れた現象にすぎない。

経済の金融化。世界経済がくまなく金融資本の影響下に置かれることが、グローバリゼーシ

ョンの本質なのである』

 

 難しい言葉です。でもどこの国の混乱も経済不振が発端であることを思えば、この言葉は

深い関係があるとおもいます。とにかく私たちは新しい時代、新しい経済の時代に入ったの

だということを認識すべきではないでしょうか。

 

2024年11月09日