2024/09/16 13:41
人形劇
同居の娘から「お母さん、今度の日曜日に公会堂で人形劇があるから
よかったら一緒に見に行かない?」と誘いがありました。
「小さい時お父さんやお母さんからよく子ども劇場へ連れて行って
貰ったから人形劇は大好きなの」ということ。これこそ至上の満足。
早速大賛成と返事をしました。公会堂は私にとっては、ちょっと歩き
にくい距離。娘はいそいそと車椅子の用意をしてくれます。
たまたまこの街のお祭りです。すでに私の気持ちもうきうきです。
開演時間にはこじんまりした公会堂は小さい子どもたちとパパやママ
たち。一人で演劇鑑賞の若いひとたちなどでほぼ満員となりました。
みているとパパやママたちの表情もいつもと違うみたい。とても子ども
っぽくみえました。全員動物のぬいぐるみさんたちが入場すると観客が
大きな拍手で迎え舞台と一体になっているような感じ。もしかすると
この劇団と観客はもう親しいのかしらとおもったほどでした。
着ぐるみ人形劇演目は『赤ずきんの初めてのお使い』と動物たちと遊
ぼうというもの。赤ずきんちゃんになった幼い子供さんの素晴らしい
演技。パンダやきつね、オオカミ、白猫、ゴリラ、黒猫、ウサギ、
ぶたさんなどの動物たちのそれぞれのキャラクターが実に可愛く表現
されているのに感心しました。赤ずきんちゃんがたくさんのおともだち
をつくっていくお話に、会場の子どもたちもきっと小さい胸を膨らませ
たことでしょう。殆んどのリード役であった若い女性は、自分も観客の
目を見張らせるようなバレーを何気なく披露していました。
公演が終わった時娘は、つくづく「ああ素晴らしい仕事だと思う。
お金とは違う世界でこの人たちは仕事をしている」と言っていました。
終焉後、ぬいぐるみ動物のままで出演者たちが来館者たちを見送っ
ていました。私が「ほんとうにありがとう。とても楽しかったです」
とお礼を言うと、一番大きい動物さんが私を強く抱きしめてくれました。
私はその時、心から感謝の気持ちをもちました。こういう人たちが
どこかで、なにかを支えてくれているのだと思って。
さいごにこの出演者グループについてこんな紹介文がありました
【ちょこグループの紹介】
○○地域に夢と感動体験をお届けする着ぐるみのプロ集団です。
着ぐるみアクター・MⅭの育成と斡旋
幼稚園・保育園等での人形劇の上演
オリジナルイベントショーの企画・制作
着ぐるみ制作
2024年09月16日