2023/11/03 16:56

民 意

臨時国会が始まってから特に、新聞の記事には政府の経済対策への様々な批判が載っているように思います。特に1031日の『声』欄に載った二つの率直なご意見には深く賛同致しました。どちらも内容を少し掲載させて頂きます。

70歳の女性の方は『長期的な視点 議論できぬ国会』というテーマです。

『臨時国会がはじまったが、議論は目先の経済ばかりが優先され、次世代に大きなツケを残すものが目立つ。………増えた税収は国の借金返済に充て、次世代へのツケを最小限度にすべきだと考える人も多い筈だが(略)…私たちが政治に求めるものは、短期的な経済対策ではない。次世代も視野に入れた安心、安全で、皆が心豊かに暮らせる社会である。中長期的な視点からの議論のできない国会の存在意義が疑われる。(省略)

 

57歳の男性の方は『腫物に触るような首相の演説』というテーマです。  

………冷静に考えれば、国の財政健全化のためには、歳出改革だけでは立ち行かず、増税も視野に入れた税制改革は不可欠な筈だ。それなのにいまのほとんどの国会議員はそれから逃げている。首相の所信表明に『財政健全化』の文言が一つもなければ国会議員の発言など起きる筈はない。(省略)

 

別の欄で識者のご意見 筋道通らぬ財政の野放図『国民に還元より赤字縮小を』

………責任ある与党の政治家なら、常に念頭に置かなくてはならないことがある。それは

慢性的な財政赤字を抱えたまま、唐突に減税すれば市場の信任をつなぎとめられず、

インフレの加速や、円安を招き、資本流出の起きる可能性がある。(省略)

 

そして自民政調全体会議ではこんな記事も…… 積極財政派からも「袋叩き」………

その他いろいろな形で載っています。

こんな苦境の中でも国民は正しくわかっているのです。そして国民が願っているのは、次代にツケを残すこがわかりきっている一時的な救済でなく本気で財政再建に取り組んでほしい。『声』欄に載せられたように、次世代も視野に入れた安心、安全で、皆が心豊かに暮らせる社会にむけて努力してほしいという意思表示ではないでしようか。それがすべての国会議員へのメッセージではないでしょうか。       20231103