2023/10/26 15:51

名もないおばあちゃんの考える物価高

各党の代表質問国会を二日間じっくりとテレビ観戦しました。私には不思議に思えることばかりです。岸田首相は『税収増還元』としきりに叫ばれる。なぜやっと少し増加したばかりの利益を、慌てて散財する必要があるのか。国民は支持率の上昇や次期総裁選の下心だとしかうけとらない。野党は支援が遅すぎるとか、支援が足りないとか、減税せよとか、あれもこれもと、ないものねだりのよう。国民への迎合にしてもひどすぎる。

与野党とも『ならば財源はどうする』には絶対踏み込まない。財政を少しでもよくしょうとは絶対に言わない。両者ともに無責任極まりないと思います。

 

この果てしない物価高。その本当の原因は何なのでしょう。ロシアのウクライナ侵攻とか、ガソリン価格の世界的高騰とか、それらもたしかに原因にはあるでしょう。しかし政治も、メディアもわかっていながらなのか、ほんとうにわかっていないのか、それらの言い訳は国民への目くらましのようにみえます。一番の原因は過度の円安でしょう。ではなぜこんな円安になったのか。過度な政府債務の為でしょう。日本の財政状態はそれでなくても世界からの信用低下の原因になる筈です。だから日本の国会で、やれ減税だ、やれ給付だと飛び交うのを世界にみられたら円安はますます安くなり、物価高はますます高くなり、そんな循環のうちにやがてどうなるのでしょう? 日本の国会は

物事の片面しかみえていないことが非常に多いようです。結局、与野党挙げて政治自身が状況を後退させ、国民を苦しめていることになります。

今朝のテレビでは早速円安150円を超えているようです。反応が早いですね。

昨日1025日の新聞にはお二人の大学教授の 税収増「還元」 問題点は というテーマでご意見がありました。

お一人は、積み上がる債務 余力あるのか

お一人は、減税はインフレを加速 不合理

とありました。


私は思います。国会の意見を反面として、何らかの方法で、もう反面を発信したらどうだろうかと。

『たしかに現在、財政状態は悪化している。しかし今後、アベノミスクを深く反省し、財政状態を整理していく。それを約束します』と。それを真摯に発言したら、円安の進度は収まると思えるし、財政の悪循環に落ち込むことは避けられるのではないかと。

何かというとお金をばらまく政策から脱皮し、根本的思考力のすぐれた政治であってほしいとこころから願います。2023年10月26日