2023/06/24 05:36

あれはどうなった? MMT理論

 

20230211日付けで私は『財政赤字の神話 ステファニー・ケルトン』 を読んで というテーマでブログに掲載しました。つまりMMTのことですね。

そのときMMTへ疑問を呈したのは『この理論が「自国通貨を持つ国にとって」というところを出発点としていること。自国通貨権を持つということは特権であって、そこには既に大きい格差が発生している。それを推奨するのは会計理論としては納得しかねます』という目線からの意志の表明でした。そこまでが私の限界でした。

 

そして今、私は次のように考えます。

MMTの限界は強烈なインフレまで。それは科学的会計理論としてはいかがなものか。都合がよかろうが悪かろうが、一貫した複式簿記こそが、会計、金融、貨幣、財政等すべてを含めた経済の科学的基本ではないか』と。

安倍政権も当時の黒田日銀もMMTに傾いていたことは明らか。そして世界注目のMMT理論のテスト国日本は、テストの結果失敗して強烈なインフレで、国民も、また政府をも苦しめています。すべては普通のことを見失った結果です。勉強不足だと分かったならば、それに頬カムリしないこと、素通りしないことがが、先ずは再出発の原点ではないでしょうか。政治家の皆さんがいくら異次元の子ども政策とか、軍事費の捻出とか、今更の財源論にじたばたしても解決は無理だと思います。

与野党の政治家さんはもっと経済の勉強をしてください。そして国民はもう少し日本の

政治を自分たちのこととして関心を持つべきではなでしょうか。

ウクライナの侵攻後のことをもう世界は語っています。そんな中、政治はAIに逃げ込んだりすることがないように。

今が日本再生の最後のチャンスでもあると思います。

20230624