2023/05/19 10:29
短絡に考えてしまって
私は人工知能を理解する糸口として、自分としては理解しやすい会計処理の面からまず考えてみました。実に簡単単純な考えでした。私たちは過去実体験としてのデータをそれなりにたくさん持っています。たとえば複式簿記の借方貸方仕訳のデータの蓄積。それらを複式簿記仕訳の原則で記録して所定のプログラムで自動処理をしていき、その結果数値が自動計算で算出されます。それに比べて人工知能は異次元の膨大なデータでコンピュータが異次元の経験で学習したものであり、くらべものにはならない。同じ条件であれば全く違った結果がでるのかもしれない。きっと人工知能のコメントとしては『ここまでは画期的に成績があがる筈だ。もっとがんばれ』というサンプル応援データなのか。その応援データを参考にして、私達が暗中模索、個別に内容の検討をしていけばこの苦境を脱する手がかりになるのかもしれないと考えてしまいました。
けれどそれにしては、日本よりも、ずっと長く人工知能に取り組んでいる外国のどこからも、画期的に生産性が上がって豊かになったという声もなく、みな一様に苦労している様子なので、もう少し深く考えてみようと思っているところです。文章の誤字訂正などは、人工知能でなくてもやっていることだし。
とにかく人工知能のデータは異次元の膨大なものである。それをコンピュータはプログラム化してすべて学習している。ということがすべてのはじまりなのですね。
2023年05月19日