2023/04/12 15:24

個人事業経理会計(6)メニュー⑨.メニュー⑩.青色申告と白色申告の原案


1.青色申告書

メニュー⑨の青色申告書をクリックします。

いつから いつまでと期間の入力をします。総元帳から導入し、自動作成された貸借対照表の原案、損益計算書の原案、製造原価報告書の原案(業種による)がアウトプットされます。

青色申告に必要な申告書の下書きに該当します。これを正式の申告用紙に書き写して申告をしてください。

 

001-貸借対照表の原案-1.jpg貸借対照表の原案

 

003-損益計算書の原案-2.jpg損益計算書の原案

 

最下行に青色申告特別控除額(44)を入力して最終所得金額(45)を確定してください。と書き添えました。

 

004-製造原価報告書の原案.jpg製造原価報告書の原案

 

2.白色申告書

 メニュー⑩の白色申告書をクリックします。

本ソフトの総元帳から導入自動作成された収支計算書の原案がアウトプットされます。白色申告であっても自動作成されます。単式簿記会計の場合は本収支計算書の自動作成はできません

専従者控除(20)を入力して最終所得金額(21)を確定してください。と書き添えました。

下書きとして正式の申告用紙に記入してください。         

 

005-収支内訳書の原案.jpg収支内訳書の原案      

 

追記

この項目はあまり素気なくて戸惑われたのではないでしょぅか。私もここは一番悩みました。

ずっと複式簿記を大切なベースにしてきて、ここにきて確定申告書様式とのつながりのなさに戸惑いました。

けれど個人事業者にとって大切な確定申告を、無理なく実現して頂くための工夫に集中しました。確定申告に

必要な数値は、皆さまの努力してきた総元帳にあるのだからと、それだけは肝に銘じました。

やっと、いつから いつまでという期間の入力をするだけで、これらの原案は瞬時に自動作成できるようになりました。

それでも『面倒だなあ』と失望されるかもしれませんが、これを正式の申告用紙にあなたが写して、提出してください。

お願い致します。すべて自動化に任せては、今までの努力も儚くなりそうです。

『なるほど、この数字は、ここから出てくるのだ』などと少しでも理解して確定申告ができれば、それこそ大きい成果だと思います。

そういう段階があるのと、ないのでは大差が生じるのは当然のことと私は思います。

 

あわせて本システムのメニュー⑧のデータの作成の中の試算表の作成では、同時に資産負債試算表と損益計算試算表がアウトプットされます。

これは貸借対照表と損益計算書と同じです。個人事業であっても正式の財務諸表と同様に使えるようにしました。

青色申告、白色申告にかかわらず活用してください。