2023/04/11 13:59

個人事業経理会計(25)メニュー⑧データの作成➂

  

2.日計表・週計表等

このデータは総元帳から作成されます。

いつから いつまで の期間を入力するだけで、アウトプットできるので気軽に利用できるのではないでしょぅか。損益計算状況表と資産負債状況表の2通りのデータです。

 

損益計算状況表には、『[貸方金額]は利益が増えたか、損失が減った項目です。[借方金額]は利益が減ったか、損失が増えた項目です』と説明がついています。

 

資産負債状況表には、『[借方金額]は資産がふえたか、負債が減った項目です。[貸方金額]は資産が減ったか、負債が増えた項目です』と説明がついています

 

損益計算試算表の[貸方金額-借方金額]と、資産負債試算表の[借方金額-貸方金額]は利益金額(赤字の場合はマイナス金額)を表示していますが、金額は同額です。

 

出張から帰られた上司などから留守中の状況を聞かれたら、[儲けはこうです」

と損益計算状況表を提出し、「資金面はこうなりました」と資産負債状況を提出したらどうでしょうか。

 

3.流動資産・流動負債一覧表

このデータは総補助元帳から作成されます。このデータの目的は、資金繰りの状況を、ざっくりと把握することにあります。なぜ流動資産のうち、現金と棚卸資産は除外してあるのでしょぅか。そう言えば総補助元帳も、現金と棚卸資産を除いた、流動資産と流動負債が記録されているのでしたね。一般的に、資金繰り状況を把握するときは、現金や在庫品までは念頭に置かないと考えます。それらはむしろ恒常有高と認識されているのではないでしょぅか。その観点から除外しました。

流動資産一覧表の[勘定科目残高金額]-流動資産一覧表の[勘定科目残高金額]=運転資金の状況とざっくりと考えます。

流動資産も流動負債も[略式名称残高金額]が表示されています。参考になると思います。

 

4.内容科目一覧表

このデータは内容科目の登録が基になっています。本システムの導入初年度では十分な成果は難しいかもしれないと既に述べてきました。翌期からが楽しみです。非常に身近なデータですが、利益計画をする場合などに大いに役立つデータです

 

勘定科目ごとに、内容科目の金額の多い順から順番に表示されてアウトプットされます。