2023/04/06 08:35

個人事業経理会計(22)メニュー帳簿の開示と印刷

 1.経理仕訳表

日常のすべての取引が、発生順に継続的に記録されます。一括処理で[連番]が自動付加されます。すべての帳簿に連携記録されます。つまりすべての取引は[連番]によって各帳簿に連携しています。[連番]の数値は昇順(数値が小さいものからだんだん大きく)で自動整列します。毎期自動更新します。印刷はいつから いつまでと期間を指示します。

2.総元帳

日常の取引が勘定科目コード別に分類処理されます。[繰越金額][借方金額][貸方金額]に自動記帳されて[残高金額]が自動計算されます。[勘定科目コード]昇順で自動整列します。毎期自動更新します。印刷は”いつから いつまでと期間を指示し、勘定科目別に実行します。

3.固定資産台帳

大切なことがあります。固定資産というと、機械装置とか、土地とか有形のものを考えがちですが、著作権など無形のものもあります。また長期貸付金なども固定資産です。社債とか長期借入金とかの長期負債もここでは該当します。つまり有形固定資産、無形固定資産、長期負債が固定資産台帳で処理されます。なぜ負債も固定資産台帳で処理されるのでしょうか。固定資産台帳の作成目的に意味があるからで。

資産でも負債でも長期にわたって管理が必要だからです。資産の購入から始まって、資産の価値を高めるような修繕(資本的支出)、減価償却費、災害損失、廃棄などの経過が必要とされます。長期負債については、返済が記録されて現在残高が管理されます。つまり固定資産台帳の目的は、長期資産と長期負債の管理にあります。そのために毎期の年度更新は実行しません。永久保存にしました。印刷は”いつから いつまで” と期間を指示し、勘定科目別、略式名称別に実行します。[勘定科目コード]昇順、[コード番号]も昇順で自動整列します。

 

コード番号の登録の時、固定資産名にもコード番号をつけることで、驚かれたでしょう。その意味がここでわかると思います。固定資産の購入とか、減価償却とか、売却とかの[略式名称]は固定資産名となります。購入先の[略式名称]もコード番号登録では購入代金決済のためには当然別途登録しなくてはなりません。◉固定資産負債台帳とすべきだったと反省しています。

4.総補助元帳

流動資産と流動負債だけが記録されています。現金と棚卸資産は除外しています。勘定科目別、略式名称別の記録です。[勘定科目コード]昇順[[コード番号]も昇順で自動整列します。毎期自動更新します。印刷は”いつから いつまで” と期間を指示し、勘定科目別、略式名称別に実行します。