2023/04/03 11:46

個人事業経理会計(19)メニュー④導入初期登録の実務

 ④-1.当期事業年度の登録

メニュー④

●導入初期登録をクリックし、サブメニューの事業年度の登録をクリックします。当期事業年度開始年月日を半角8文字で入力してださいとコメントがあり、入力表が開きます。半角8文字で入力します。確認のコメントがあり、はい やり直します 中止します  から選択クリックします。はいの場合は、年度登録.TBXが自動作成されました。これで当年初年度と、翌年の事業年度が登録されました。画像の年度登録.TBXが自動作成されます。この2期の事業年度内にない期間のデータは排除されることになります。以上で当期事業年度の登録は完了しました。


④-2.借方の繰越金額の登録

メニュー④

●導入初期登録をクリックし、サブメニューの借方の繰越金額の登録をクリックします。初期登録借.TBXが開きます。勘定科目は23項目に上りますが、実際に入力しなくてはならない入力項目は白画面の5項目だけです。

初期登録借方.TBXの入力

1[年月日]     白画面 入力画面です。半角8文字で入力します。

2.[証N]     ピンク画面 計算項目です。入力はできません。初期登録と入力済みです。伝票の入力では、領収書番号や、請求書番号

などの証憑書類番号です。

3.[借方コード]  白画面 入力します。

4.[借方科目]  ピンク画面。計算項目です。

5.[借方連結項目]ピンク画面。計算項目です。[連結項目]とは、ここでは[借方科目]に絶対に必要な[略式名称]のことです。当座預金、普通預金のような預金勘定には[銀行名]が 必須です。売掛金、買掛金などには[相手先名]。固定資産の場合は固定資産名]が不明では処理ができませせん。[銀行名][相手先名][固定資産名]その三つです。[借方連結項目]はその記入を忘れないように注意を喚起しています。

6.[借方繰越金額]白画面 入力します。

7.[借方ヨミ]   白画面 略式名称のふりがな頭1字を入力します。

8.[借方略式名称]薄紅色画面 表引き選択入力画面 ふりがなの1文字が入力されると、コード番号の台帳から、その1文字に該当する略式名称の一覧が表示されます。その中から該当する略式名称を探してクリックします。登録洩れのときは表示されないので、諸口と選択してクリックします。後で訂正をしておきましょう。手書きでの入力は固く避けましょう。

9.[借方コード番号]ピンク画面 [借方略式名称]が入力されると自動的にコード番号が入力されます。計算項目です。

10.[借方備考] 白画面 特別な事項は入力します。

11.[入力終了] 青色画面 ここで入力は終了と指示しています。計算項目です。

         以下全部ピンク画面の計算項目です。

12.[連番]  『桐』の一括処理によって全データに一連番号が付されます。

13.NO]   入力順を表しています。

14.[貸方コード] 3000

15.[貸方科目] 相手科目です。貸借いずれも、元入金です。

16.[貸方繰越金額] [借方繰越金額]と同額です。

17.[事業年度開始年月日]年度登録.TBXから表引き入力されます。

18.[翌事業年度開始年月日]年度登録.TBXの関係計算項目

19.[事業年度] 年度登録.TBXの関係計算項目

20.[事業年]  年度登録.TBXの関係計算項目

21.[年月]   年度登録.TBXの関係計算項目

22.[翌事業年度]年度登録.TBXの関係計算項目

23.[入力年月日]伝票の[年月日]に関係なく実際に入力した年月日が自動入力されます。

 

以上で借方の初期登録のための入力は終了です。

入力が終了したらファイルメニューの〖閉じる〗をクリックします。

 

以下は『桐』の一括処理です。

1.データに次のことをチェックします。

[年月日]の誤りがないか。年度登録.TBXに登録された2年以外の[年月日]は受け付けられません。

借方コードの洩れ。

借方科目の洩れ。

④銀行名の洩れ。

⑤相手先名の洩れ。

⑥固定資産名の洩れ。

以上に該当すると、一括処理がストップします。正常に処理すると、先に進みます。

 2.すべてのデータに一連番号[連番]をつけます。

 3.帳簿に入力と残高計算をします。

  経理仕訳表

  総元帳    勘定科目別の残高計算

  総補助元帳  勘定科目と[略式名称]別の残高計算

  固定資産台帳 勘定科目と[固定資産名]別の残高計算

以上で終了しメニューへ戻ります。


 ④-3.貸方の繰越金額の登録は貸借が違うだけで処理内容は同じなので省略します。初期登録借方を実行済みであれば、5科目の入力は理解できると思います。


 ④-4.導入初期登録試算表

メニューに従ってアウトプットしてみましょう。借方資産の登録の場合も、貸方負債の登録の場合も、相手科目は元入金勘定になっています。つまり資産と負債の差額が事業用の元入金になっているのです。法人の場合の資本金ですね。

 以上で導入初期登録は終了しました。