2023/04/02 11:09
個人事業経理会計(18)メニュー④導入初期登録の概要
④-1.当期事業年度の登録
④-2.借方の繰越金額の登録
④-3.貸方の繰越金額の登録
④-4.導入初期登録試算表
この会計ソフトを使っていくためのスタートの処理です。以上の4項目です。登録作業と並んで重要な基礎準備ですが、ここに出てくる勘定科目とか、勘定科目コード、略式名称、略式名称のコード番号などの必須項目は、既に終了していますので非常に効率的だと思います。ここが終了すると、伝票の入力の準備万端が整ったことになります。
④-1.
当期事業年度の登録は、1月1日から12月31日までと決まっていて年度が違うだけですね。本ソフトの導入が年の途中であっても、登録年月日は〇〇〇〇年1月1日とします。20200101(例)とします。
次のような年度登録.TBXが自動作成されます。
図40_図5_P49.png
④-2と④-3
借方と貸方が違うだけで、同一テーマと理解してください。
事業用とする資産負債、たとえば預金、売掛金、買掛金、借入金、固定資産等を登録します。登録はすべて一件づつしなくてはなりません。そこが壁になるようですが、非常に大切なところです。本ソフトは、すべてのデータがトータルになっていて、必要な帳簿類を自動作成します。経理仕訳表、総元帳はもちろん、流動資産(現金と棚卸資産は例外)流動負債を網羅した総補助元帳。すべての固定資産、固定負債を網羅した固定資産台帳。以上4帳簿が自動作成されます。必要な場合は瞬時に印刷もできます。別途、売掛台帳、買掛台帳等は必要ありません。しかしそれを実現するためには、期首の個別[繰越金額]が不明であっては、実行不可能なことは理解されることと思います。この厳しさだけはなんとしても乗り越えてください。そのためにはいろいろと工夫しました。加えて現金と棚卸資産だけは勘定科目だけでよく、内訳の必要はありません。その理由はメニュー⑧データの作成で致します。