2023/03/25 09:26

個人事業経理会計(11)大切なこと

本システムは、正規の複式簿記をベースにして日常の処理を実行します。

確定申告については、プログラム上で所得税の確定申告の様式に倣ったフォームを自動作成し、帳簿から誘導された数字を自動入力して、原案として用意されます。ご使用者は原案をもとにして、正式の確定申告用紙に記入して、申告書の作成を完了して頂きます。申告書がすべて自動作成されることはありません。

原案として自動作成されるのは、青色申告の場合は、貸借対照表の原案と損益計算書の原案と製造原価報告書の原案です。

白色申告の場合は収支内訳書の原案です。

メニューの➁➂④は下準備の段階なので非常に大切です。下準備の良否が以降の作業に大きな影響を与えますので、できうる限り完了してから、以降の実務にとりかかってください。

 本システムは原則として1期システムですが、当年の年度更新が実行されるまでは、翌年のデータもどんどん入力することができます。当年の確定申告手続きのために、翌年分のデータが滞留しないように、たとえ確定申告の処理中であっても、遅滞なく翌年部のデータを入力してしまいましょう。

つまりそれまでは、当年分と翌年分のデータが混在しているわけです。年度更新が実行されると、帳簿は前年と新年分に自動分離されます。前年分となった帳簿の頭に前年の西暦年が自動付加されます。例えば202211日から20221231分の総元帳であれば、2022総元帳となります。

但し固定資産台帳は年度更新をしません。永久保存とします。理由はメニューの帳簿の開示と印刷で説明をします。

文字入力について

[年月日]は必ず半角8文字で入力してください。20221231というように。

半角8文字でないと先には進みません。また[勘定科目コード]は半角4文字で規定されています。

試算表の作成や他のデータ作成の場合必ず、『いつから いつまでですか?』と問われます。その場合字種の合致がないと、『指定の帳簿がありません』などとメッセージが出て驚くことがあります。慌てずに訂正してください。

ではいよいよ本題にとりかかりましょう。