2023/02/16 11:16

愚かなる私のブログ

 ブログって何のために書いているのだろうかと思うことがあります。誰に頼まれている訳でもないし、ましてや人が関心を持って待ちかねて見てくれているわけでもないのに。それなのに私は大切なものとして心にとどめる。どうしてなのでしょうか。

 今私はMMTという経済の新常識なるものに一人で対峙しています。会計という科学的な精神と、随筆という心の真実を交流させることで、たった一つでもいい、自分に納得するものを得たいと思ったとき、とうとう政治的というところに入り込んでしまったブログ。だんだん空しい気持ちに奪われそうです。結局私がこう思ったとて何になるのだろうかと。反応はあまりにも聞こえてこない。あまりにもズブズブな政治の劣化。

 

 どんなに積極的な気持ちで生きようと自分をあやしてみても、どうにもならないほど気持ちが落ち込むことがあります。そんなどうしようもない時、私が屁理屈をこねて、ぶつかれるひと、突っかかれるひと、こね回せるひと。そんな人がたった一人いるだけで私は救われています。ピンチから抜け出させてもらえるのです。まだ若いその人。

今の時代それこそ自分の生活が大変なのに、何ひとつ理屈を言わないで受け止めてくれる女性。M子さん、ただただありがとう。

 

 しかし。どうしようもなく一途な私は、『財政赤字の神話』を完読したあと、『国の借金は問題ないですか?』という本を再読はじめました。

 『[財政赤字]こそがコロナショックを脱する唯一の道である』とか、『日本政府は主権通貨()』の発行者であるため、必要な資金は日銀が製造する。無尽蔵である。資金が枯渇することはあり得えない。』

という経済の新常識とやらを確かめたいと思っているからです。それを信じたと思われる“安倍のミクス”の検討もしないまま、突き進む政治のもとでヒタヒタと感じる不安。それはとても具体的なことです。『年金は大丈夫か』『異常なこの国のインフレーションは大丈夫か』『戦争に巻き込まれないか』これだけです。真実が明らかになったら、あとは皆さんで、なんとかなさることを信じるだけです。その時こそもっと素敵なブログを書きたいと、思い直しています。20230216日  川口 翠