2022/12/14 16:30
ほんの小さな工夫を
財政や財源のことなどには目もくれないと思っていた政治家さん方が、軍事費のことに
なると、もう年末だというのにざわざわと忙しくなっています。軍事費の充実のためには
1兆円足りないとか、何とか財源を確保しなくてはならないとか、増税だ、国債だとか。
やたら忙しく言い立てています。ついこの間、2022年度の補正予算案では、いとも簡単
に、やれ30兆円だ、28兆円だと、まるでゲームのように言葉が躍っていたのに。
日銀の副総裁が先日国会の答弁で『日銀は、お金をつくるところであって、一般の企業と
は全然違うのですから………』と、いとも明るい態度で、多額の国の債務は心配ないと
いう意味の発言をなさっていたようでしたね。多くの政治家さんもきっとそう思っている
のでしょうから、今更1兆円のことで心配する必要なんかなさそうに思えますがねえ。
本当になにがなんだかわかりにくいですね。
13巻にわたる“チボー家のひとびと”も読み終わったことだし、購入してきた“国の借金
は問題ないって本当ですか?” という本を腕まくりして読んでみましょう。一体この国の
財政って本当はどうなっているのか、どうしても知りたいので。
お昼ごはんに大好きな“牡蠣フライ”を作りました。“食べたいもの”を“、“食べたい時に”
“出来立て熱々”で。なんと、なんとおいしかったこと。それが私の最高の贅沢ですし、
ひとり暮らしの特権だなあとつくづく思います。一人暮らしの自己責任のようにも感じま
す。老い行く日々の中で、ほんの小さな工夫をかさね、発見をしながら、自分を慈しみ、
少しでも認知症から遠ざかりたい、それがほんとうの本音ですけれど。
2022年12月14日 川口 翠