2022/09/08 14:52
これは荒唐無稽でしょうか?
2022年9月6日の新聞。起きて真っ先に開いてみたけれど、円144円台の記事はどこに
もなく、さては圧力でもかかったのかしらなどと想像してしまいました。気がついたら一面
に『税優遇乱立 国の減収8兆円超』『租特「隠れ補助金」税収の13%』とありました。
部分的にここに書いても問題はないと思います。ピックアップしてみます。
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『特定の企業や、個人の税負担を優遇する「租税特別法」(租特)による税の減収額が少なく
とも年8兆円を超えることがわかった。税収全体の1割を超える規模にもかかわらず、情報
公開や、効果のチェックが不十分で「隠れ補助金」とも呼ばれる』……最新の数値となる
2020年度の減収額は8兆478億円。同年度の税収60兆8216億円の約13%。消費税
で言えば約3%に相当。……試算はすべての項目をカバーしておらず……実際の減収額は更
に大きいと考えられる……
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新聞の2面には、まだ生々しく詳細に書いてありましたが、これだけも概要は掴めると思い
ます。以下省略にします。権力絶大な自民党税制調査会なども折角おはしますのに、こんな
状況は残念なことですね。さて私は直感的に『ああこれは財政再建の糸口になり得る』と
喜んでしまいました。租税特別措置法ではそれぞれの案件に当然期限の設定がなされてい
ます。併しそれは有って無きがごとし。延々と延長されてきています。法律に基づいて粛々
と処理されていたら、本当はどのくらいの金額になるのだろうか。知りたいと思いました。
だって無駄な金額が見つかれば、それは棚からボタモチみたいな財源ではありませんか。
私はずっと前、ブログに書いた記憶があります。年間10兆円×100年の債務返済計画を
立てたら。必ず実行したら。たとえ100年後であっても財政再建は可能の筈だと思って
きました。笑止千万といわれるかもしれない。けれど我が国には実は皆が力を結集したら
実行できる実力があるのではないか。現にこうした数字も隠れていたものが出てきたし。
ましてや100年という年月は今の時代、一人の人生の年月と同じ。アッ!という間のこと。
但しこの国の政治の体質からみて憲法に規定しておかなくてはならないでしょう。
『円が170円になったら気の毒だけど日本の人たちはみんな貧乏になって大変でしょう』
外国の投資家という方は言っていました。今や世界中から注視されている日本。それでも
動けない政治と日銀。『財政再建を重視する』とせめて発言するだけでも少しは円安ストップ
になるのではないかと思うのですが。私の荒唐無稽な妄想ということでしょうか?
2022年9月7日 川口 翠